バイアグラの副作用と注意点

バイアグラの副作用と注意点

バイアグラED治療薬の中でもかなり副作用が出やすい薬です。効果の高さゆえ副作用も出やすく、時にはセックスの際の支障になることもあります。しかし日常生活を送る場合に困難になるような重篤な症状は現れません。

現代では医療機関だけではなくインターネットを利用し通販(海外医薬品の通販)でバイアグラを購入する事ができ、大変便利になりました。しかしその際には薬の服用方法はもちろん、効果効能や副作用といった事を購入前に必ず確認し、事故などを未然に防ぐ必要があります。

事故は飲み合わせの悪い薬と一緒に使う事で起きてしまいます。その際は生死に関わる副作用が現れてしまうので、絶対に知っておかなければなりません。しかし正しい使い方、そして副作用を知っていれば非常に安全かつ有用な薬です。なのでぜひこの機会で知っておきましょう!

バイアグラでどのような副作用が起きる?

バイアグラを服用する上で多くの方が副作用についての不安をお持ちだと思います。ですが副作用の原因と症状の知識を事前に正しく把握しておくことで多くの不安は取り除けます。

必ずとは言いませんがバイアグラはかなり高い確率で副作用が起きる薬だと思って下さい。他のED治療薬よりも起きやすいのでこの点はしっかりと理解をしておきましょう。とはいいましてもほとんどが軽度の症状です。バイアグラの効果が切れると自然におさまってくるものなので安心して下さい。

よく報告されるバイアグラの副作用

良く挙げられる副作用は頭痛・めまい・顔のほてり(および紅潮)、鼻づまりなどです。これらはバイアグラの持つ血管拡張作用により起きるので防ぐ術はありません。それが勃起促進作用に繋がっているので、その効果が出ているサインと捉えると精神的な不安も解消されるでしょう。

ただあまりにもひどいようであれば安静にした方が良いと思います。心配であれば医療機関で診察をしてもらっていいかもしれません。ただある程度どのような副作用が起きるかを知っておくことで、構える事は出来るはず。事前に知ることはとても大事なのです。

顔のほてりと紅潮

顔のほてりは特にバイアグラを使われる方に起こりやすい副作用です。添付文書では低いと記載されているようですが、恐らく10人中8人か9人は顔のほてりが現れるのではないでしょうか?それに伴い紅潮(顔が赤くなる)することもあるでしょう。火が付いたようにかなりの熱さを感じてしまうかもしれません。

ペニスのみならず全身にも血管拡張作用が及ぶため、顔の血管も拡がってしまい熱さを感じてしまうのです。使い始めた時は驚かれるかもしれませんが、バイアグラを長年使われているユーザーはこのほてりにより効果が実感出来るというツワモノもいらっしゃいます。

実際慣れてしまえばそこまでセックスの支障になることはありません。ただかなりの運動量になると思うので、より顔のほてりが強くなる可能性もありますので、無茶はしないようにしましょう。次第に引いてきますので、ご安心下さい。

頭痛

顔のほてりと共に起きやすい副作用が頭痛です。これもまた、頭部の血管が拡張されるために起きてしまいます。ED治療薬の中では最も強い効果を持つバイアグラは副作用も起きやすいので、特に使い始めで体が慣れていない方は起きやすいようです。

実はこの頭痛を予防する方法があります。それは「頭痛薬を飲む」ことです。一般的な頭痛もなんらかの原因により血管が拡張され神経が刺激される事によって起こります。その解決策として頭痛薬を飲むわけですが、バイアグラによる頭痛にも効果を発揮してくれるのです。

頭痛薬もたくさんありますが、飲み合わせが悪いというものはありませんのでその点に関しては気にされなくても大丈夫です。皆さんどれを使われているかというと「ロキソニン」や、「イブプロフェン(成分名)」、「アセチルサリチル酸(成分名)」などを配合する頭痛薬で問題ありません。

タイミングとしてはバイアグラと同時に飲むと良いそうです。もし副作用の頭痛が何回も起きてセックスに集中出来ない!という方はぜひとも頭痛薬と一緒に使ってみてはいかがでしょうか?

目の充血

頭痛や顔のほてりが現れたのであれば、目の充血も確認出来ることでしょう。こちらも血管拡張作用が全身に及んだことにより起こる副作用です。充血する以外特に支障はありませんが、パートナーはびっくりするかもしれません。

目の充血もまた時間とともにおさまってきますが、目の充血を抑える目薬を使えば早く治すことが出来るので気になる方は使ってみてはいかがでしょう?特に「ナファソリン塩酸塩」という成分を配合している目薬がおすすめです。素早く目の充血を解決してくれます。

鼻づまり

バイアグラの副作用には鼻づまりも報告されています。鼻にも無数の血管があり血液が流れているため、その血流が促進されることで鼻の粘膜が膨張し空間が狭くなってしまうのです。その一連の流れが鼻で息をする際に苦しく感じてしまい、鼻が詰まってしまいます。

鼻づまりに関しては起きにくいとされているのですが、アレルギー性鼻炎の方は鼻づまりが起こりやすいとされています。対処としては点鼻薬などを用意しておけばすぐに解消されることでしょう。また風邪の引き始めに効果を発揮する葛根湯も良いそうなので覚えておきましょう。

稀に起きる副作用

稀に起きる副作用

ここからは稀に起きる可能性のある副作用をご説明致します。まずは下痢。特に通販で購入したバイアグラの偽物で起きるので、購入する際は信頼できる通販サイトを選んで下さい。非常に辛い状態になるようなので気を付けましょう。

薬の副作用には良く報告されているものの他にも、稀に起きる副作用(報告が少ない副作用のこと)もあり、それはバイアグラでももちろん起きる事があります。稀に起きる副作用は重篤な副作用に繋がることが多い傾向にあります。そこで副作用の中でも起きにくいとされるものについて説明をしますので、心当たりがあった場合の参考にしてみて下さい。もし心配であればすぐに医師へ相談をするようにしましょう。

視覚障害

軽度ではありますが稀に起きる副作用として有名なのが「物が青く見える」こと。一種の視覚障害です。こちらについては一時的なの副作用になるのでご安心下さい。なぜバイアグラを使うと物が青く見えてしまうのかというと、網膜にあるPDE6という酵素の働きを阻害してしまうせいです。

ところで「PDE」に見覚えはありませんか?そうです、EDを招くPDE5と同じ種類の酵素です。実はPDE(ホスホジエステラーゼ)には何種類かが存在しており、目の網膜にはPDE6が多いため本来影響することが無いシルデナフィルが間違って作用してしまうことでこのような副作用が起きてしまいます。

聴覚障害

視覚障害と同じように、バイアグラの使用量が多い方ほど聴覚障害が起きてしまう可能性があるようです。突発性難聴や、片方の耳が完全に聞こえなくなるなどの報告がありました。この点については因果関係が分かっていないようです。

偶然に起きた副作用なのか?それともバイアグラの作用がなんらかに関係しているのかまだ判明していないだけなのか?症例自体がとても少ないようなのでデータもあまりありません。こちらについても異常を感じた場合は医師に相談をしましょう。

持続勃起症(プリアピズム)

勃起したままの状態が4時間続いてしまうことがあるそうです。いくらバイアグラで勃起をしやすくなったとはいえ、ある程度時間が経てば一時的に鎮まりますよね?しかしこの持続勃起症(プリアピズム)になってしまうと勃起が継続し、そのせいで痛みも伴います。

勃起が続いたままだとペニスの血管が破れてしまい、さらにその状態が維持され長時間に及んでしまうと次第にペニスの組織が損傷する恐れがあるのです。すると最悪の場合勃起が出来なくなってしまう恐れもあるので、1日経っても症状が治まらなければ早急に医療機関へ行きましょう。

1日経過でなくても半日以上勃起がおさまらないのであれば診察に行かれても構いません。すぐに手を打つことで最悪のケースを防げるのであれば変な意地を張らず、素直に医師の診察を受けて下さい。後悔をしてからでは遅いのです。

併用禁忌薬を使った際に起こる副作用

薬には併用禁忌薬(一緒に使ってはいけない薬のこと)があることが多いのですが、バイアグラにもあります。これまでにもご説明したように血管を拡張させる作用を持っています。それにより勃起を促すわけなのですが、血管が拡がることで血圧が下がることはご存知ですか?

いわゆる降圧剤(血圧を下げる薬)として開発されたバイアグラ。そのためどなたでもある程度血圧は低下します。しかし低血圧の方が使うとどうなるか?あるいはすでに降圧剤を使われている方がバイアグラを使うとどうなるのか?その結果は過度に血圧が低下してしまうのです。

それにより重篤な副作用に発展することも報告されていますので降圧剤を使われている方はバイアグラを使わないようにしましょう。心臓病の治療をされている方も基本的にはバイアグラの使用は控えるように言われています。こちらも医師に相談をしてから使用をして下さい。

併用禁忌薬と使った際に起きること

バイアグラの併用禁忌薬は、同じように血圧を下げる薬が多いです。特に有名なのがニトログリセリン系の硝酸剤。狭心症や心筋梗塞の方には必要不可欠な薬なのですが、こちらも血管を拡張し血流をスムーズにさせます。狭心症や心筋梗塞は血管が狭くなることにより起きる病気です。

そのため血管を拡げてあげる必要があるのです。しかしバイアグラをすでに服用しているにも関わらずその作用を得てしまえばどうなるか?もうお分かりでしょう。より一層血管が拡張される危険があるのです。そのために急激な血圧低下の可能性があり、ショック状態を起こす危険もあります。

過度な血圧低下で危険な状態を招く

低血圧でよくイメージされることは「朝に弱い」「めまいや立ちくらみが起こりやすい」「疲れが取れにくい」ということが思い浮かぶと思います。そして健康な方でも血圧が上下することがあり、通常より低い状態の時にこういったことが起こりやすくなるのです。

ですがこれはあくまでも軽度の状態。しかし急性的に血圧が低下すると、ショック症状を起こす危険性があり、上記で挙げたような状態より重篤な症状に陥りやすくなります。

血圧が低下しているサインとしては顔の赤みがなく青白い状態(顔面蒼白状態)、何も考えていないように見える状態(意識障害)、冷や汗が出る、という特徴が現れるので、これらの状態が確認されればかなり疑わしいでしょう。特に意識障害による失神が起きると、その場に倒れ大きな怪我をする恐れもあるのです。打ちどころが悪ければ、死亡することもあるので気を付ける必要があります。

バイアグラで死亡事故が起きた理由

不安を煽るわけではありませんが、バイアグラで死亡事故が起きたことはある程度の年齢の方であればご存知でしょう。その死亡事故は大きなニュースとなり、「バイアグラは心臓に悪影響」というイメージが一気に広がりました。これはまだバイアグラが全世界で発売された当時に起こった事故で、まだ使い方や副作用(併用禁忌薬によるものも含む)がほとんど知られていませんでした。

セックスというのはロマンのない言い方をすれば激しい運動です。心臓疾患の方は基本的には激しい運動が禁じられているはずなので、極力医師からは控えるように言われているはず。また、硝酸剤以外にもなんらかの薬を使っていると思いますので、合わせて血管拡張作用を持つバイアグラを飲んでしまい、心臓への負担がかかってしまうのは容易にお分かりでしょう。

心臓疾患以外にも糖尿病や高血圧を併発していたり、心臓疾患以外の薬も複数飲んでいる状態でバイアグラを使うとやはり体には相当な負担が強いられます。死亡したのはいずれも中高年で、高血圧や糖尿病によっても発症していたようです。これらはEDの原因にもなることが知られていますが、症状の度合いにより医師から許可が下りればバイアグラは使えます。

もちろん健康な方は薬を飲む必要が無いわけですから、血圧の低下が起きることはまず考えられません。すなわち重篤な副作用が起きる可能性がありません。何よりこのような重大な事故が立て続けに起きれば全世界で発売が中止されているでしょう。決められていることを守れば、バイアグラは安全な薬なのです。

参考:日本薬剤師会 - バイアグラ使用に関するFDAに対する重篤症例概要報告

副作用のリスクを下げるためには?

バイアグラによる副作用のリスクを下げるにはどのようなことを心掛ければ良いのか?まずはしっかり使い方の決まりを守ることが挙げられます。これはどの薬にも言えることです。特に通販でバイアグラ、もしくはバイアグラジェネリックを購入されている場合は注意事項を良く読みましょう。

そして自身が今かかっている病気を把握することも大切です。循環器系の病気の場合、バイアグラの使用は医師と相談をして下さい。高血圧・低血圧の方も同じく、医師と相談をしてから使った方が安心と言えます。そして今、薬を使っている場合は飲み合わせが悪いかどうか最大限に気を使って下さい。

最後のアドバイスとしては、健康である状態で使いましょう。まず体調が優れなければセックスを控えるとは思いますが、意地になって使うとやはり副作用がひどくなると思います。体を休めることも大切です。1つ言えることとしては「無理をしない」。これに尽きるのではないでしょうか?

まとめ

バイアグラはED(勃起不全)の改善に非常に役立つ薬です。しかしそれだけに注目していてはいけません。薬には副作用というものがありますので、バイアグラを使う場合も注意をする必要があります。軽度~重度と程度がかなり違うので、どう使うと駄目なのかをきちんと理解しましょう。

バイアグラの作用は血管を拡張するというものなのですが、それにより血圧は下がってしまいます。バイアグラだけであれば大きな問題は起きませんが、併用禁忌薬である硝酸剤・アミオダロン製剤などを飲まれていると一層血圧が下がってしまい、最悪命を落とす危険性もあるのです。

そのため医療機関で処方してもらう場合は医師の説明を聞くこと。通販でバイアグラを購入される場合は通販サイトに記載されている説明文を読み、理解をすること副作用を起こすリスクを減らす事が出来ます。また自身の体調面を把握し、無理をしないことも大切です。正しい使い方であれば、これほど頼りになる薬はありません。

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